2010年5月15日 日本体育大学戦


1Q

2Q

3Q 4Q TOTAL
東海大学
6
3
0
7
16
日本体育大学
21
6
3
7
37

 

2010年度春シーズン、日本体育大学との定期戦が行われました。レポートが届きましたので掲載します。

 

観戦レポート

五月晴れの気持ちのいい気候の中、日本体育大学との定期戦がアミノバイタルフィールドで行われた。

コイントスは古賀会長が行い、試合はトライトンズレシーブで始まった。

レシーブ後ファンブルし自陣21yからの攻撃。トライトンズの攻撃ラインがかなりスピリットしているのに驚く。1回、2回は中央、3回目はオープンとラン攻撃するもノーゲインでパント。

逆に日体の攻撃はT型にRBを3人並べるフォーメーションでラン攻撃を挑んできた。敵陣45yからの攻撃であったが、ズルズルと出されそのままTDされてしまった。
0-7


何とか巻き返したいトライトンズ。自陣26yからの攻撃は中央のランで6y進むも、2回目の攻撃でパスインターセプト。
日体の攻撃はT体型から真ん中のRBがモーションし、Tの位置にいるRBの後ろにつく(IフォーメーションがTの後ろに付く状態)体型からの早いピッチランと中央のランを織り交ぜゲインを重ね、TD
0-14

このままの流れで試合が進んでしまうかに思えたが、直後のキックリターンで#11のリターンTD。東海側スタンドが一気に盛り上がった。TFPは失敗。
6-14

その後はトライトンズの攻撃は執拗に中央のランを試みるも、日体ディフェンスが3rd-ロングを除いてほぼ2LBをブリッツさせる6メンラッシュにしている為、攻めあぐねる。
時折オープンを試みるも、ラインが極端にスピリットしている為にRBが回りきれずにこれもゲイン出来ない。
前半はトライトンズが1FG、日体に1TD、1FGを決められて折り返す。
9-27

後半、逆転したいところであったが、日体自陣8yからのシリーズをパスとランを織り交ぜた攻撃を出されFGを決められる。
9-30

 

後半は前半出された中央のランはそこそこ止まるようになったものの、早いオープンそしてQBキープを止められない。
日体に1TD入れられ、トライトンズも最後に意地を見せたいところ。日体Dのパーソナルファールと2回のパスインターフェアで敵陣2yまで攻め入り、残り30秒ダイブでTD。
15-37
オンサイドキックでリカバーするも、パスインターセプトされ試合を終えた。


第1Q早々から日体DがトライトンズOに対応した、2LBをラッシュさせるフォーメーションを多用してきた。いわゆる6メンラッシュである。これに対してトライトンズは執拗に中央のランを固持した。普通であればLBのラッシュで空いたゾーンにパスをと思うところであるが、実際にそのプレーを使用したのが第4Qのラスト2ミニッツになってからであった。
モーションしても必ず進行方向のプレーで、カウンター等のプレーは1回も無く、Dからすると非常に的を絞りやすいプレー展開であるように思えた。
2TDの内容はキックオフリターンと日体の3回の反則による大幅なヤード獲得によるものと実際は0TDと言ってもいい内容であった。

応援に来たOBからは「じゃんけんでグーを出してくるのが分かっているのに、何でチョキを出し続けるのか? 何で人が多いところにこちらからプレーを持っていってるのか・・・。プレーの種類が極端に少なすぎないか・・・」のような多数の疑問の声が出ていたが、試合終了後現役4年生と中須賀監督との懇親会があり、今はわざと「テーマを持って」やっているとの話を聞くことができ、来たるべき秋に向けて取り組んでいることが理解できた。

 

今期のトライトンズは1部のチームの中で恐らく一番「小型」である。それは皆が分かりきっている事。Dは4年生が極端に少ない。
フットボール経験者以外からもリクルートし、毎年何十人も推薦で取っているような「大型」チームも勝利する為に日々努力している事は間違いない。
その現状の中でチームをどう強くし、勝利を得るのか。
あと4ヶ月。「もう」なのか「まだ」なのか。
チームが本当に一丸となり、今期チームのテーマである「番狂わせ」を起こす事を切に期待したい。

次回試合は5/30(日) 14:30- 東海大高間ヶ原グランド 桜美林大学戦があります。
OB・OGの皆さん、応援よろしくお願いします。