2008年5月5日 VS立命館大学

1Q

2Q

3Q 4Q TOTAL
東海大学
0
0
7
0
7
立命館大学
10
28
7
7
52

 

観戦レポート

5月5日「こどもの日」の午前11時30分、曇天の中、万博公園のフラッシュフィールドで東海大学トライトンズと立命館大学パンサーズの2008年度定期戦が東海大学のキックオフラッシュで開始された。
立命館は自陣20yd地点からの第一シリーズ、シングルバックからのダイブでいきなり26ydゲイン。ファーストダウンを奪ったものの、トライトンズ#97入川君の見事なタックルが炸裂し、パントに追い込む。
一方、トライトンズの第一シリーズは自陣25ydから開始、プロタイプのヴィアフォーメーションを主体にオプションを織り交ぜ、オープンを付いたものの、1ydもゲインできないまま結局パント。
立命館は自陣12yd付近からの第二シリーズ、ツインセットからの所謂「ポスト・ポスト」を決め、1プレーで東海ゴール前4ydに迫った。試合が始まってから僅か10プレー目にピンチを迎えた東海ディフェンス陣ではあったが、ここで奮起し#95湯澤君のソロタックルも出て、立命館オフェンスを5yd押し戻す。立命館は4th down 9yd to goalからFGを選択、成功させて先制する。
ここから試合は一進一退・・・。と行きたいところであったが、#97入川君のQBサックなど奮闘はあるものの、オフェンスが失点後の慎重に行かなければならないシリーズで、痛恨の2シリーズ連続のターンオーバー、しかもインターセプトリターンからTDも奪われ、0-10。ここから立命館のパントは1度きり、パントリターンTDを含めほぼ毎シリーズTDを奪われた。一方、東海オフェンスはノーフレッシュで前半終了。東海0-38立命
後半、東海大学は#19香川にプレイアクションパスを決め、#2堀井のカールで1TD返すものの、7-52で試合終了。

今や甲子園ボウルの常連となった立命館の実力を思い知らされる結果となったが、前半はメンバーを落とさず、最後まで「格下」の東海大学相手に真剣にプレーし、「胸を貸してくれた」訳であり、「感謝こそすれ・・・」である。

現場を離れ時間が経ち、最新のフットボールには疎くなったが筆者ではあるが、東海大学の技術的問題は adjust「アジャスト」能力ではないだろうか?
前半、DLを多少動かすもののブリッツは使わず、各自がレスポンスホールを忠実に詰めてきていた立命ディフェンスにveerの弱点であるlos後方での「横への動き」を緩急つけず多用していたのは「したい事だけをしていた?」様に見え理解に苦しんだ。また、ディフェンスは#95湯澤君、#97入川君、ILBの動きに光るものを感じたものの、depthが足りない様に見えるコンテインマンのローテーションにこだわり、ブラストへの対応が出来なかった様に見え、これにも疑問を感じた。
さらに、立命反則をdeclineして4th down inchにした結果、立命がプレーしてFD(その後TDを奪われる)を奪われるなど、東海ベンチの不可解な判断から準備不足、経験不足も露呈したが、OBとしては公式戦までの「精進」と「時間」がこれらを解決すると信じたい。