2008年5月11日 VS日本大学

1Q

2Q

3Q 4Q TOTAL
東海大学
0
0
0
0
0
日本大学
6
7
0
7
20

 

観戦レポート

5/11(日) 14:00~ アミノバイタルフィールド
午前中降っていた肌寒い雨が何とか上がり、定刻より30分遅れて日本大学フェニックスとの試合が始まりました。

日大のフォーメーションはショットガン。パスを主体と思いきやランを多用してきます。身長159cmの#29のRBにゲインされますが、日大の反則や東海ディフェンスの要所要所でQBサック等のいいプレーでパントに追い込みます。
一方、東海オフェンスはビア体型を主体に攻撃しますが、日大の巨漢Dラインにランプレーを封じられフレッシュを取ることもままなりません。
東海ディフェンスが何とか踏ん張りパントに追い込むも、オフェンスが3プレーでパントという苦しいパータンが続きます。
第1Qに1TD、第2Qに1TD入れられ前半は0-13で終了します。東海ディフェンスの頑張りもありますが、日大オフェンスはパスの落球、反則が多く「パッと」しないなと言うのが見ていて感じました。

後半も同じような展開となります。東海オフェンスは3rd-3、4ydぐらいまで進む時が数プレーありましたが、決め手となるプレーが無いのかフレッシュを奪えません。
両チームともに得点に結びつかない展開が続きましたが、第4Qに日大のパス崩れからQBキープでロングゲインされ、このシリーズでTDされてしまいました。

昨年の日大戦と比較してみると、一番に感じたのは日大のパスの精度の低さと各プレーのキレの悪さでありましたが、東海ディフェンスはライン、ILBが良く頑張ったと思います。オフェンスが3プレーでパントという展開になると、後半に体力、メンタル面で持ちこたえることが出来ずに自滅してしまうことが多いですが、この試合は最後まで気持ちが切れる事無く良く闘えたと思います。
試合中のベンチでは、ディフェンスの選手はプレーの確認をした後は全員直ぐにサイドラインに立ち、オフェンスに対して声を出し励ましていました。敗戦が濃厚になった後半でも主将はサイドラインの選手に声をかけ鼓舞していました。
このような事は非近代的と取られる方もいらっしゃるかもしれませんが、トライトンズが悪かった時には全く無かったことであります。今のディフェンスがいい理由が一人一人の能力だけではなく、メンタル面でもいい方向にベクトルが向いているせいでもあると思います。
オフェンスは、見ているとまだ未完成のように感じますので、これから奮起していいオフェンスチームを作っていってもらいたいと思います。
個人的に感じたのは、春のこの時期だからとは思いますが、オフェンスのプレーの「引き出し」がまだ少ないように感じました。また昨年から複数のOBから声が出ている、プレーを入れる時間がかかりすぎて、オフェンスが波に乗れない事も気になりました。日大もそうでしたが、今やリストバンドで基本の流れを作っておく事はしてもよいように感じました。特に時間を大切に使わなくてはならない時には有効になるなのではないでしょうか。
5/18日体大戦はオフェンスが奮起することを期待しています。
頑張れ!! トラントンズ!!