2009年9月20日 VS日本体育大学


1Q

2Q

3Q 4Q TOTAL
東海大学
7
3
0
0
10
日本体育大学
10
0
7
0
17

 

2009年度秋シーズンン第二戦、日本体育大学との試合が行われました。レポートが届きましたので掲載します。

 

観戦レポート

前試合で慶応大に0-51と屈辱的な大敗を喫し、この日体大戦は何としても勝利し今後のリーグ戦に向けて勢いをつかみたいところ。
OBとしては、日体大には今年春の定期戦では勝利しているので、勝つことはもちろんの事、この後に続く明治、法政大の強豪校との対戦に向けて、いかにテーマを持って戦うことが出来るか期待したい。
試合前にアミノバイタルフィールドに着くと、日体大だけグランドに出て練習していて、トライトンズの姿がグランドに見当たらない・・・。グランド奥の控え室の中から声が聞こえてきた。中でハドルをしていたようだ。
ここ最近では早稲田大がよく試合前に控え室に集まってハドルをしていたのを見かけたが、ハドルが終わって出てきた選手の中にはリーグ戦途中にも関わらず感極まって「涙」を流す選手が何人もいたことを今でも思い出すことが出来る。
今まで見たことの無い試合直前のハドルをして、いかにこの試合にかけているかが1OBである私にもトライトンズスタッフの思いを感じることが出来た・・・が、しかし、このハドルが終わって真っ先に出てきた何人かの選手はふざけた歌を笑いながら歌っていた。「こんなんで大丈夫なのか・・・? 」私の胸に不安がよぎる。

秋晴れとは言えない夏のような強い日差しの中、定刻通り14:30に試合が始まった。
第1Q 日体大のレシーブで試合開始。いきなり日体大の好リターンで48yからの攻撃。
自陣30y付近まで攻め込まれるもディフェンスが頑張り、4th-7yとする。しかしここで日体大はパントからギャンブルを成功させ、このシリーズをFGで終わる。0-3。
東海レシーブで、自陣45yからのトライトンズの攻撃。なんと最初のプレーのブラストでTD。あっさり逆転、7-3。
日体のレシーブ。先程と同様に自陣43yまで好リターンされる。東海Dは中のプレーは止めるも、要所要所で日体の的を絞らせない攻撃にじわじわと攻め込まれる。自陣34yで3downの場面で日体に反則があった(取れば10y罰退?で取れば3down-long?)が、トライトンズはこれをディクラインし、4down‐2yを日体はギャンブルでこの2yを獲得。ここからの流れで日体にTEのパスでTDをうばわれた。7-10。
この後、トライトンズはエースRBの堀井君のランでゲインを重ね、前半終了間際にFGを成功し同点にした。10‐10。
後半も、一進一退の攻防が続くが、第3Qに敵陣に攻め込み4down-4yでギャンブルかと思いきやTOを使ってFGへ変更、結果FG失敗。トライトンズのギクシャクした動きに「流れ」が日体に傾き始める。
この後のシリーズで、トライトンズDがズルズルと出され始め、第3Q終盤に日体にTDを奪われる。10‐17。
トライトンズはこの後必死になって追いすがるが、決め手を欠き逆転することは出来ず、結果10‐17で残念ながら2敗目を喫してしまった。
ディフェンスは日体の中のプレーはほぼシャットアウトしていた。問題は早いオープンに対してと後半は単独タックル(タックルミスでロングゲイン)が目に付いたことが気になった。
オフェンスは前回の慶応戦でもOBより指摘(反省よりも反復を)があったように、プレーの精度が低すぎるように感じた。タイミング、スピード。ここぞと言う時のオプションプレーでもミスが何回もあったし、ゲイン出来た内の半分は堀井君の個人的能力に思える。
全体としてはキッキングが心配。特にラッシュでは外と中でタイミングがずれてしまっている為に斜に大きな穴が開いてしまっている。今のトライトンズでは中央付近に集まってラッシュするやり方はメリットよりもデメリットの方が大きいのでは?
今回の日体戦ではキッキング(PCは良かったが)においてフィールドポジションでかなり不利な状況におかれた。要改善と思われる。
この後、明治、法政戦と強豪チームとの対戦が控えている。今一度気持ちを切り替えて「流れ」を自分たちの気持ちで分捕って来る位の闘志を見せて欲しい。