2009年10月18日 VS一橋大学


1Q

2Q

3Q 4Q TOTAL
東海大学
3
6
0
14
23
一橋大学
0
10
3
0
13

 

2009年度秋シーズン、一橋大学との試合が行われました。レポートが届きましたので掲載します。

 

観戦レポート

10/18(日) 一橋大学クリムゾン戦
秋晴れの絶好のフットボール日和の中、定刻通り10:30に川崎球場で一橋大学との試合が行われた。
トライトンズはこれまで上位校との対戦を全て落とし、入れ替え戦を何としても回避したいところ。対する一橋も上位校との対戦を全敗し、何としてでも勝利をつかみたい貴重な一戦。死に物狂いで挑んでくることが予想される。

第1Q 一橋からの攻撃、パスからFDを奪うも交替違反の反則があり、その後パスをインターセプト。
トライトンズは敵陣37Yと絶好の位置からの攻撃。7Yまで攻め込むも決め手を欠きFG。3―0。

一橋の攻撃は自陣43Yから。2シリーズ目の3DOWN-8で東海LB#52のQBサックが決まり、一橋パント。トライトンズの攻撃は1シリーズでパント。どうもオフェンスがぱっとしない・・・。
続く一橋は自陣16Yからの攻撃。3DOWN-5でパスキャッチ後にファンブル。これをトライトンズがリカバー。またも敵陣32Yと絶好の位置からの攻撃。
3DOWN-8からQBキープ、最後は4DOWN-2からのギャンブルで何とかTD。TFP失敗で9―0。

試合の流れからこのFGが後で効いてきそうな嫌な予感・・・。
その後かみ合わなかった一橋の攻撃もリズムを取り戻すようになり、トライトンズ陣16Yまで攻め込みFGを狙うもスナップが乱れ失敗。
トライトンズの攻撃は自陣34Yから。3DWN-4でパスをインターセプトされる。一橋はこの試合初のトライトンズ陣48Y絶好のポジジョンからの攻撃。いきなりラトラルプレーで29Yまで攻め込み、最後はQBキープでTD。9―7。

第2Q残り1:15トライトンズレシーブで試合再開。時間を有効に使って攻撃したいところ。
ところが残り0:42でパスインターセプトされ、トライトンズ陣41Yから一橋の攻撃。2Q残り0:00、45YのFG決められ逆転され前半を終える。9―10。

3Qはトライトンズの攻撃からも3回の攻撃でパント。一橋自陣26Yからの攻撃。このシリーズで一橋のスペシャルプレーが功を奏し50Yのロングゲイン。トライトンズ陣30Yまで攻め込まれるも何とかDが踏ん張ったもののFGを決められる。9―13。じわじわ点差が広がる。嫌な感じ。

4Qに入り、一進一退。残り3:32にトライトンズ6Yギャンブルを成功させ敵陣2Yまで攻め込み、残り2:30 TD。逆転。16-13。

一橋のレシーブで試合再開。FGで同点。これまで一橋のKは長距離のFGを見事に決めている。トライトンズDが踏ん張れるか・・・。
4Q残り1:35 #24がインターセプト!! 一橋の逆転の芽を踏み潰した。
4Q残り1:27#2 エースRB堀井君のロングゲインでダメ押しのTD。 23-13。
一橋は残り時間僅かとなりながらも、少ない可能性にかけて猛攻を仕掛けるが、残り0:40にエンドゾーン内で#21がインターセプトし止めを刺した。

今回の試合は、「一橋の自滅」による勝利につきると感じた。交替違反*2回、インターセプト*4回、ファンブルロスト*1回、FGのスナップミス*1回と実力の開きがないチーム同士の戦いでこれだけミスが多いと苦しい戦いになる。
しかしトライトンズはこの相手のミスを確実にものに出来なかった。強いチームは相手のミスを必ず得点に結びつける。
特にオフェンスに関しては、ディフェンスから見るとプレーの的を絞りやすいのではないかと思う。対戦相手毎に戦略を立てているようにはどうも外部から見ていて思えない。

この試合も2回のギャンブルが成功したからいいようなものの、失敗していたら勝利は無かったに違いない。まさに綱渡りオフェンスであった。
今回の試合もラン獲得ヤード 168Y中 #2堀井君は91Y、ランプレー37回中16回キャリーしている。。(一橋戦は後半#23RB清水君の起用もあった為、他試合よりは比率が下がっているが、TBとしては25回/37回キャリーで136Y/168Y)
日体戦(得点差があまり無い)ではラン獲得ヤード138Y中堀井君は117Y、ランプレー32回中19回キャリーしている。
しかも、プレーはオーソドックスで種類が少ない為、いくらIフォーメーションとは言え堀井君のランを止める事が出来ればトライトンズのオフェンスは機能しない事になり、対戦相手は自ずとそのようなディフェンスをひいてくるはずである。
数年前の学芸大のディフェンス(当時のトライトンズはQBのロールアウトパスさえ無かった)がまさにそうであった。(後半も対応できずに負けてしまった)
日体、一橋は多彩なオフェンスを仕掛けてきてトライトンズDに的を絞らせず(中央のランプレーをほぼ止められていても)最後まで苦しめた。
トライトンズオフェンスも相手の弱点を研究し、的を絞らせないプレーコールをする事も必要なのではないだろうか。
ハンドファーストのブロックが適用されていない頃は、来るのが分かっていても止まらない(止められない)、嫌になるほど(笑)の反復練習で研ぎ澄まされたプレーが出来た。だから小粒チームでも大型チームを負かす事も出来た。
トライトンズが分かっていても止められないプレーを構築したい(そのように外部からは見受けられる)のであれば、OBが提唱したように反復練習とスピードUPが必要なのではないだろうか。
残り2試合勝利に向けてチーム一丸となって頑張ってもらいたい。
東大、横国大ともに上位チームとの得失点差はトライトンズを上回っている。厳しい試合になるだろう。特にオフェンスの奮起を期待したい。